
假屋 秀和様
課長
現場運営上の課題は?
昨今、ロジスティクスの量・正確さ・迅速さがますます求められている中、ピッキングをはじめとする作業効率の改善は喫緊の課題。
AMR(自律搬送台車)検討のきっかけは?
課題感は数年前からあり、様々な検討を重ねてきた経緯がある。しかし、なかなか現場に合うものがなく導入が進まなかった。ピッキングの大半を占める時間、歩行の部分を現場のベースを大きく変える事なく実現出来る可能性が見えた事。
HATSに決めた理由(数あるAMRの中から...)
単にAMRの販売ではなく、常に遠隔サポート(HATS)がついていることが決め手となった。物流の現場は業務を止めることが出来ず、異常があった際に即復旧が求められる。そのサポートを常に受けられることが良いと思った。
当社では『止まらない物流』をテーマにしている事もあり、その点もマッチした。
また、他の設備でもそうだが、現場の人がマニュアルを読み込まないといざという時に使えないが、そこも遠隔オペレータがアテンドしてくれるところが魅力だった。
HATS導入開始してみた状況や効果について
倉庫内の搬送業務をロボットが行ってくれることで効率化の効果が出ている。人や台車が行きかう現場なので、時にロボットが停止/滞留してしまうことがあるが、HATSで復旧し、もとの動きに戻ってくれている。その復旧を全て現場の人間で行うとやはり大変だったが、HATSがあると助かる。このような遠隔サポートにより、これまでの設備とは管理する側の負担が大幅減となっている。
導入後に工夫されたことは?
安全面で人がぶつからない減速/停止距離の調整。走行ルートの明示。これらにより、安全を担保しながら現場で動いている。次工程への荷渡し方法の簡素化、負担減ロボットの最大活用のための作業担当者の運用ルール、判断基準、この当りの工夫で人とロボットの融合で最大効果を狙っている。
一緒に作業されている方の感想は?
初めはロボットの動きに戸惑いもあったが、数日間一緒に仕事をすると動きに慣れ、今では違和感なく現場に溶け込み、ロボットと共にある現場が当たり前の風景となっている。