~ソーシャルロボットのソリューション提供事業の共創を推進~
株式会社キビテク(本社:東京都品川区、代表取締役:林摩梨花、吉海智晃、以下「キビテク」)と、川崎重工業株式会社(以下「川崎重工」)は、川崎重工が開設したソーシャルイノベーション共創拠点「CO-CREATION PARK – KAWARUBA」(以下「KAWARUBA」(カワルバ))(※1)内の、カフェスペースで、配膳の自動化の実証を開始しました。
■本実証の目的
本取り組みは、一般の方と同じ環境で働くロボットのソリューションの事業を川崎重工と共創することを目指し、店舗での搬送等の業務の効率化や高付加価値化をロボットで行うシステムの有効性と課題の検証を行うことを目的としています。
具体的には、キビテク社のロボット管理システムHATSを小型で安価な移動ロボット(※2)に接続したロボットシステム「HATSキャリー・フリート」で、小型複数ロボットでの配膳業務の効率化の有効性を実証します。また、会議室や展示スペース等の機能も備えた複合的な施設での実証を通して、配膳だけではなく適応的にロボットが人を支援するソリューションの可能性とその運用法を探ります。
■システムと実証の概要
Kachaka Pro(カチャカプロ)に当社のHATS(ロボット要素技術統合プラットフォーム、Highly Autonomous Teleoperation Service)を接続した、搬送ロボットシステムです。カフェ店員による作業指示や一般ユーザ様がロボットの配膳が完了したことを伝えるためのタブレット端末を備えています。
HATSはクラウド上に作られたシステムです。基本的にはブラウザ上のGUI(Graphical User Interface)を用いることで、ロボットの動作ロジックや走行経路を設計して指示を与えることができます。
KAWARUBAのカフェスペースは、KAWARUBA同拠点の入居者や来訪客が利用可能であり、会議室も隣接しています。ロボットはカフェから隣接する会議室への搬送を主に行います。
これを通して、当社が取り組んできている倉庫や工場の自動化よりもさらに難易度の高い、一般の方が来訪する空間における、ロボットでの効率化の有効性やロボットの運行管理システムの有効性を検証します。
■ソーシャルイノベーション共創拠点KAWARUBAの概要
KAWARUBA(※1)は「さまざまな社会課題解決に向け、意志ある多様な人々が出会い、集うことで価値を創造し、社会実装をやり遂げる」をコンセプトに2024年11月に「Haneda Innovation City」(東京都大田区)に川崎重工社が開設したスペースです。
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20241106_1.html
(※2)Preferred Robotics社製Kachaka Pro https://kachaka.life/
本プレスリリースに関するお問い合わせ
株式会社キビテク マーケティング部
e-mail:promotion@qibitech.com
リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000065626.html