製品・サービス
HATSとは
「高度自律型遠隔制御サービス」です。
HATS(ハッツ)は人間のオペレータが遠隔でロボットの動作を補完するサービスです。様々なロボットについて、エッジ計算機またはソフトウェアをアドオンすることで、ロボットに臨機応変さを与えます。そして業務改善システムへ操作データ連携を行うプラットフォームとなります。
HATSをロボットメーカー様へご提供するだけではなく、HATS搭載ロボットをユーザー企業様へ販売しています。非定常業務が多くロボット化しにくい、ロボットの滞留頻度の予想が困難、といった問題にお悩みの方にHATS製品が役立ちます。
HATSのコンセプト
ロボットの遠隔制御サービスHATS(Highly Autonomous Teleoperation Service)は、人間のオペレータが遠隔でロボットの動作を補完するサービスです。HATSには、エッジのソフトウェアと、クラウドサービスと、オペレーションセンターが含まれます。様々なロボットについて、エッジ計算機またはソフトウェアをアドオンすることで、遠隔制御と、業務改善用システムへ操作データ連携を行うプラットフォームです。
遠隔制御サービスHATSをロボットメーカー様へご提供するだけではなく、HATS搭載ロボットをユーザー企業様へ販売しています。非定常業務が多くロボット化しにくい、ロボットの滞留頻度の予想が困難、といった問題にお悩みの方にHATS製品が役立ちます。
HATSインスペクト 遠隔サポート付き点検ロボット
移動ロボット(ガイドレスAGV)と、カメラと遠隔で点検者がロボットを操作し、カメラ画像を確認できるシステムとがセットになった製品です。ロボットが自動で巡回し、撮像・解析して点検を行いますが、カメラ画像を離れた場所にいるPC等の端末へ飛ばすことができるため、要所要所について人間が遠隔で点検することが可能です。全て自動で点検することができない現場でも、半自動で効率的に点検することが可能になります。お客様の社内の方が遠隔オペレータを担う形でのサービス提供も可能です。
製造業・建設業様へ
活用例
建設業様【現場の見回りを遠隔化※】
製造業様【プラント内の点検を遠隔化※】
※オペレーションをユーザ企業様で実施
HATSカスタム提供サービス
遠隔制御サービスHATSを、各ロボットメーカー様に対してご提供しています。例えば、施設内での搬送といった、一般の方のいる環境で働くサービスロボットが、進路が妨げられて滞留した場合等に、人間のオペレータが、全体のサービス品質や文脈を考慮して、臨機応変な復旧、周囲への協力の声掛け、次回以降の予防を行うということが、HATSを用いれば簡単に実現することができます。移動ロボット以外にも、腕のある移動ロボットや、犬型等の多脚ロボット、アームロボット、ズームカメラ等のIoT機器にも対応できます。
ロボットメーカー
ロボットシステムインテグレータ様へ
活用例
ロボットメーカー様【サポート業務を遠隔化※】
ロボットSIer様【システムの継続稼働のための部品として】
※オペレーションをメーカー様で実施
導入事例
「KeiganALI」は、設定が簡単で手軽に導入ができる自律移動ロボットです。
カスタマイズ性が高く、さまざまなシーンでご利用いただけます。
*KeiganALIは株式会社Keiganの製品です。
住友重機械グループが販売しています。
ロボット製品の形で販売もしています
双腕化オプションもあり、双腕化オプション選択の場合、頭部カメラも搭載されます。また、各種カスタム対応承ります。
協働ロボットHR4C
研究開発向けの単腕協働ロボットとして1台より受注生産承っております。
下記の特徴があります。
【特徴1】
低減速DDモータを利用し,バックドライバビリティが確保されています。
【特徴2】
腕関節の位置制御,速度制御,トルク制御が可能です。
【特徴3】
制御ソフトウェアについては、ROSおよびPythonでの利用に対応しており、すぐに使えます。
HR4C Kohaku-Model4
上腕3軸は低減速ギア+DDモータ、前腕3軸はYaw方向2軸はDDモータ、Pitch方向1軸は低減速ギア+DDモータで構成されています。
また、オプションでラジコンサーボ2軸のグリッパを搭載することが可能です。
ROSを利用してビジュアライゼーションを簡単に行うことができます
バックドライバビリティがあります
双腕化オプションでは、頭部カメラありです。以下はグリッパオプションもつけたものです。
HR4C Kohaku-Model4 スペック
ロボット本体
駆動出力 | 各軸80W以下 |
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関節軸数 | 腕部6軸、指部2軸(グリッパオプション選択時) |
可搬質量 | 最大1.0kg(グリッパオプション選択時、グリッパ除く) |
腕部のリーチ | 500mm |
質量 | 約13kg(グリッパオプションあり、バッテリオプションなし) 約15kg(グリッパオプションあり、バッテリオプションあり) |
外寸 | 肘部屈曲時、27.5x50.5x60.0cm |
電源 | 1)バッテリオプションなしの場合 DC12V(制御用), DC24V(駆動用)をそれぞれ外部から供給 2)バッテリオプション選択時 AC100V(バッテリ給電用) |
制御仕様
制御コントローラOS | Real-time Linux |
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補間方法 | 躍度最小補間(デフォルト)、線形補間 |
制御周期 | 100Hz(腕部関節)、10Hz(グリッパ指関節) |
制御方法 | 各軸は位置・速度・電流・トルク制御が可能 |
ユーザアプリケーション開発ライブラリ対応OS | Ubuntu20.04 64bit(Python3.8, ROS1 noetic) Ubuntu22.04 64bit(Python3.10) |
ユーザアプリケーション実行PC(内部搭載) | Jetson Orin Nano 8GB |
インターフェース
有線イーサネット | 有線イーサネット(1000BASE-T)x 3, HDMI x 1, USB x3, Jetson拡張ピンヘッダ
いずれも内部搭載のJetsonへの接続インタフェース |
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